今日13日(金)朝は、高気圧に覆われているため、放射冷却が効き、冷え込んだところが多くなりました。 この冷え込みによって内陸部を中心に濃い霧が発生して、見通しが悪くなっているところがあります。 山梨県忍野村では、この霧が薄まっていく中で、幻想的な白い虹のアーチが見られました。これは霧が解消に向かう時に見られる「白虹」もしくは「霧虹」と呼ばれる現象です。
白虹は霧解消で晴れのサイン
通常の虹は太陽の光が雨に反射する際、雨粒がプリズムの役割を果たして太陽光が分光されるため、七色に見えます。 一方、白虹は太陽の光が霧に反射して見られます。霧の粒は雨粒より細かいためプリズムのように分光されず、全ての波長(色)の光が同じように散乱されるため、白く輝いて見えます。 太陽の高さが低い朝や夕方に霧が出ていて解消に向かうときに、このような白い虹が見られることがあります。
霧解消後は晴れ 朝と昼間の気温差に注意
今朝、霧が見られているところでは、日差しが届き冷え込みが緩和されると、だんだんと霧は解消に向かいます。白虹が見られた忍野村のある、富士山周辺でも、このあとは晴れてくる見込みです。 朝は冷え込みましたが、昼間は暖かくなるため、一日の気温差が大きくなります。服装で上手に調節をして、体調管理にお気をつけください。
ウェザーニュース
Source : 国内 – Yahoo!ニュース